女性エンジニアが少ない理由とは?現役エンジニア女性にしか分からない「あるある」な話
こんにちは、ラピー女事務局です。
女性エンジニアのあるある話
女性エンジニアにとって、現場で働く女性エンジニアならではのあるある話があります。
ある調査のアンケートでは下記のような結果が出ています。
【女性であることが理由で、職場で苦労したことは?】
女性エンジニアを増やすには、誤解や偏見をなくすことが重要!「女性は論理的思考、数学が苦手」というジェンダーバイアスはなくなるのか。/『女の転職type』が女性エンジニアにアンケート【第42回】|株式会社キャリアデザインセンターのプレスリリース (prtimes.jp)
アンケート結果を見ると上位に女性だからこそ抱えてしまう悩みが並んでいます。
特に2位の女性特有の体調不良は、男性に理解してもらおうと1から10まで説明しても分かってもらえないことが多いです。
ただの腹痛やだるさとは違い、場合によっては
起き上がることができないほど辛い症状になることもあります。
ですが、男性へ体調不良を訴えても理解してもらえないことの方が多かったりします。
また、ランチについても男性が多い職場ゆえに、誘う相手がいなく自分のデスクで一人ランチ…
なんてことも。
そして1位の、女性エンジニアのロールモデルが少ない。というのは、そもそも女性エンジニアが少ない事が主な理由です。
ここまでは、アンケートを元にしたあるある話でした。
アンケート結果については、女性エンジニアの人口が多くなれば、良い方向に変わっていくのではないでしょうか。
ここだけ聞くと「女性エンジニアに魅力を感じない・・・。」と思われるかもしれません。
この先は、女性エンジニアの需要や魅力をお伝えしたいと思います。
IT業界の人手不足により女性エンジニアの需要が急上昇中?!
実は今女性エンジニアの需要はどんどん増えてきています。
理由として、そもそもIT業界が人手不足であることはもちろんですが、
女性ならではの細やかな作業や、柔軟な発想が求められることが多いことが挙げられます。
また、理系文系関係なく活躍できる業種であることも関係しているかもしれません。
さらに近年では、プログラミングスクールなどが増え「プログラミングを学ぶ」ことへのハードルは、
以前と比べて低くなっています。
プログラミングの知識があったり、業界で働く意欲が高い人なら十分に活躍できる環境があります。
エンジニアを目指すのに、男性や女性、理系や文系などは関係ありません。
ただし、いくら需要があるからと言って「プログラミングスクールで〇〇時間勉強した」や「アプリの作成をした」というのは、エンジニアとしての入り口に立ったところ。
TwitterやYouTubeなどで未経験から簡単に高収入が望めるような話もありますが、
それは、ごく一部の話でキラキラした夢のような話はそこら中に転がっているわけではありません。
「プログラミングができるようになる=簡単に収入が上がる」と勘違いする未経験者の方も多いですが
高い評価を得るにはきちんとしたプロセスが必要になってきます。
そこで重要なのが、今あるスキルのレベルではなく、今後身につけるスキルの見込みを考えること。
そこから “自分にとってのキャリアプランがどうあるのか” が大事になってきます。
IT業界に就職して終わりではなくそこからが重要なのです。
女性にとってエンジニアの魅力とは?
女性エンジニアならではのメリットもあります。
・評価が男女平等の為、努力次第でしっかり稼げる。
・リモートワークを導入している企業が増え、自宅で作業を行うことができるようになった。
・手に職がつくので、子育などで休業し、ブランクがあった場合でも復帰がしやすい。
・女性が少ないので、いわゆる「お局さま」と呼ばれる大先輩がおらず、女性同士の面倒なトラブルが少ない。
・女性比率を上げたいという企業も多く、女性採用に積極的。
また、ハラスメント対策が進んだ企業が多いのも特徴です。
実は、ラピードアクトでもハラスメント対策の取り組みをしています。
ハラスメントに対する対策や相談窓口が社内は基より社外にもあり、万が一なにかあった場合でも対応できる環境が整っています。
これは、女性エンジニアにとっては嬉しい環境です。
IT業界ならではのイメージを変える
現在、日本のIT業界ではエンジニア不足が加速していると言われています。
なかでも女性のエンジニアは全体の20%にしかなりません。
IT業界のイメージといえば、理系で男性が多いことや激務で残業が多く、体力がないとできない業務というマイナスなイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。
女性にとって結婚や育児など将来のことを考えると働きやすい環境で仕事をしたいですよね。
近年は授業としてプログラミングが導入されるようになってきてプログラミングを身近に感じられるようになったため、
世間のイメージも今後徐々に変わってくると思います。
また、「IT=理系」からくる先入観も女性エンジニアが増加しない理由のひとつ言えます。
実際のところ理系だけでなく文系でも十分に活躍出来ます。
スキルを身につけて自走できるようになれば、男性に負けないくらいのキャリアアップも目指せるようにもなります。
自分の理想とするキャリアを実現することも、努力次第では可能になるのです。
ただし、勤務時間についても実際に急なトラブルが発生して残業や休日出勤をしなくてはならない場面があります。
未然に防ぐことができないトラブルに関しては致し方ないことで、それは理解をしないといけないことではあります。
エンジニアを目指す女性が増えてきたからこそ、働きやすい環境を整える必要があります。
ラピー女ではこうした活動から、何か改善のきっかけになればと考えています。
エンジニアという職業のスキルを身につけることは容易いことではありませんが、
努力した先に「自分が思い描く未来の姿」になれるのではないでしょうか。